公益財団法人 鹿児島県住宅・建築総合センター

現代の匠たちには、様々な技能者がいますが、ここでは建築技能者についてご紹介します。

たとえば木造住宅が出来上がるまでには、以下のような技能者が必要です。

配管工(はいかんこう)

配管工になるには!

配管工(はいかんこう)高校(または中学)を卒業し、設備工事会社に就職して働きながら技能を身につけていくか、職業能力開発校で所定の課程を修了した後に職に就きます。見習いから職人に、さらに主任・職長にという昇進経路をとるので、職業能力開発校を経ずに職に就いて、見習い期間中に技能を習得して一人前になるケースも多
いようです。 

人が生活している建物や、働いている工場、事務所などの内外に、給水管・排水管・ガス管、冷暖房換気設備、消火設備などが必ず設けられており、それらの配管工事を行う技能者のことを指します。

給水、排水などの配管を専門に施工する衛生配管工と、冷暖房などの配管を行う空調配管工に大
別されます。 

内装工(ないそうこう)

内装工になるには!

内装工(ないそうこう)特に学歴や資格を問われることはなく、内装工事専門の会社、またはインテリア関連の会社に就職し、経験を積むのが一般的です。また、公共の職業能力開発校などで知識や技能を
学ぶことが出来ます。

大工や左官工などの昔から存在する職人とは違い、一人前と呼ばれるまでにそれほどの年月を要さないため、比較的若い年齢で独立できる職業でもあります。

関連資格として、国が認定する「内装仕上げ施工技能士」などがあり、取得しておくと、仕事の幅が
広がったり、独立の際に役立つことがあります。

建築の快適な居住空間をつくる最終工程であり、建物の出来栄えを大きく左右する内装仕上げを行う職業で、繊細な気配りと緻密な作業、多様なニーズへの対応を必要とし、美しい空間を作り出してい
くプロフェッショナルです。

畳工(たたみこう)

畳工になるには!

畳工(たたみこう)畳工は、畳床・畳表・畳縁(たたみべり)の3つの部品を、それぞれのメーカーから取り寄せ、伝統の技術のもと、畳に仕立てます。

畳の製作法には、手作業とすべて機械で行う方法、さらに手作業と機械を併用する方法の3種類があります。どの方法も、スキ間なくピタリと部屋に畳が敷き詰められる陰には、職人の経験や勘、技術が隠れています。 

古くからの伝統であり、日本の気候・風土にかかせない床材であり、湿気の調節機能など多くの特性を持つ畳。その畳の製作と畳の表を新しく取り替える表替えなどを行う職人のことを指します。

畳工は、畳店を経営するか、勤務して、一般家庭や工務店の注文に応じて仕事をします。

鉄筋工(てっきんこう)

鉄筋工になるには!

鉄筋工(てっきんこう)関連資格として、鉄筋同士突き合わせ、加圧しながら加熱し接合する方法の「ガス圧接」に要するガス圧接技量資格検定やクレーン特別教育、玉掛け技能講習、鉄筋技能士(1級~2級)、鉄筋施工技能士などがあります。

近年では、ある程度の規模以上の官庁工事などには、1級鉄筋技能士の常駐が要求されます。 

施工図(配筋図)と呼ばれる施工専用の図面を基に、コンクリートの中に入れる鉄筋の切断、曲げなどの加工、配置や組立てを行います。

柱などに使用される太い鉄筋は、ガス圧接と呼ばれる溶接技術を用います。


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