公益財団法人 鹿児島県住宅・建築総合センター

いろんな現代の匠たち

現代の匠たちには、様々な技能者がいますが、ここでは建築技能者についてご紹介します。

たとえば木造住宅が出来上がるまでには、以下のような技能者が必要です。

大工(だいく)

大工になるには!

大工棟梁に弟子入りしたり、建設会社・工務店に就職するのが一般的ですが、近年、専門学校や職業能力開発校、大工育成塾などで基本的な知識を身に付けてから大工になる人も増えています。

棟梁になるには、10年~20年近くの経験と実績、現場での統率力が要求されます。

左官(さかん)

左官になるには!

左官特に学歴や資格を要求されることはありませんが、まずは親方に弟子入りするか、左官関連の事業所などに就職し、修行することから始まります。

現在では、職業能力開発校などでも基礎的な技能を学ぶことが出来ます。また、左官の技能を示す資格として技能検定があり、国土交通省の定めでは、規定の面積以上の建設現場には、1級左官技能士の常駐を義務付けられているため、検定制度に関する関心も高いといえます。

鳶工(とびこう)

鳶工になるには!

鳶工学歴や経験を問われることはありませんが「親方(職長・職方)」と呼ばれるようになるためには「見習い」として仕事に就き、十分に経験を積まなければなりません。

また、他の仕事の安全確保のための仕事であるため、複数の資格の取得を必要とされます。鳶の仕事は高所作業が多く、常に危険と隣り合わせの職業でもあるため、自分の適性を十分見極めてから入職することをすすめます。

建具工(たてぐこう)

建具工になるには!

建具工建具工には主材料である木材の性質や刃物、機械、工具、塗料、接着剤、工作法、建築に関する知識等が必要です。また、必要な技能として、刃物の研磨と調整、加工段取り、機械工具の操作、傷の補修などがありますが、こうした技能は経験を積むことにより習得できます。

屋根葺き工(やねふきこう)

屋根葺き工になるには!

屋根葺き工瓦の据え付けは、下から上へと、順序良く作業を行いますが、様々な形、大きさの屋根に合わせて瓦をふくには、瓦を電動ノコで削ったり、カッターで切断するなど、使用場所に合わせて瓦を加工します。特に形複雑でカーブが多いお寺や神社などの屋根では、熟練の技が要求されます。

スレートの場合は、特殊なネジで固定しますが、ふく屋根の面積が大きいので、手順よく工事を進める必要があります。

屋根は雨露や風をしのぎ、暑い日差しを遮るという役割をもつ建物の重要な部分であり、建物の見栄えを決めるため、機能的でしかも美しい屋根を生み出すために、日々技術を磨くことが求められます。

建築ブロック工

建築ブロック工になるには!

建築ブロック工ブロック工になるためには、特別な能力、経験などは必要ありませんが、集中力があり、我慢強い人に向いています。

ほとんどが手仕事であるため、こまかく神経を配る必要があり、ある程度の重量物を連続して持ち運びできる体力も要求されます。ブロック工としてベテランになるための一般的なコースは、中学または高校卒業後すぐにブロック工事会社に就職し、見習いの仕事から始めて技術を習得していくことですが、公共の職業能力開発校で養成訓練を受けるのは、一人前になるための早道といえます。

若くして技能を身に付けた人は早くから独立が可能な仕事で、仕事を始めてから3年くらいで独立する人もいるようです。

塗装工(とそうこう)

塗装工になるには!

塗装工塗装工の最初の仕事は、内装塗装からですが、経験を積むと、高所での作業を伴う外装塗装もします。

改修塗装の場合は施工方法や使用部材といった建設一般の知識が必要となります。

塗装工事責任者が打合せを行った上で、建物を調査し、作業内容や使用する材料などを決め、工程表に従って補修や塗装を行います。

板金工(ばんきんこう)

板金工になるには!

板金工以前は学校卒業後、板金工見習として勤めながら、技術や知識を習得していくのが一般的でしたが、最近では職業訓練校で技能を磨き、国家資格である「建築板金技能士」の資格を取得する若い人が増えています。

工場、倉庫、体育館のような比較的大きな建物の仕事を施工する会社では、専属の技能者を養成しているところもあります。

配管工(はいかんこう)

配管工になるには!

配管工高校(または中学)を卒業し、設備工事会社に就職して働きながら技能を身につけていくか、職業能力開発校で所定の課程を修了した後に職に就きます。見習いから職人に、さらに主任・職長にという昇進経路をとるので、職業能力開発校を経ずに職に就いて、見習い期間中に技能を習得して一人前になるケースも多いようです。

内装工(ないそうこう)

内装工になるには!

内装工特に学歴や資格を問われることはなく、内装工事専門の会社、またはインテリア関連の会社に就職し、経験を積むのが一般的です。また、公共の職業能力開発校などで知識や技能を学ぶことが出来ます。

大工や左官工などの昔から存在する職人とは違い、一人前と呼ばれるまでにそれほどの年月を要さないため、比較的若い年齢で独立できる職業でもあります。

関連資格として、国が認定する「内装仕上げ施工技能士」などがあり、取得しておくと、仕事の幅が広がったり、独立の際に役立つことがあります。

畳工(たたみこう)

畳工(たたみこう)

畳工畳工は、畳床・畳表・畳縁(たたみべり)の3つの部品を、それぞれのメーカーから取り寄せ、伝統の技術のもと、畳に仕立てます。

畳の製作法には、手作業とすべて機械で行う方法、さらに手作業と機械を併用する方法の3種類があります。どの方法も、スキ間なくピタリと部屋に畳が敷き詰められる陰には、職人の経験や勘、技術が隠れています。

鉄筋工(てっきんこう)

鉄筋工になるには!

鉄筋工関連資格として、鉄筋同士突き合わせ、加圧しながら加熱し接合する方法の「ガス圧接」に要するガス圧接技量資格検定やクレーン特別教育、玉掛け技能講習、鉄筋技能士(1級~2級)、鉄筋施工技能士などがあります。

近年では、ある程度の規模以上の官庁工事などには、1級鉄筋技能士の常駐が要求されます。

造園工(ぞうえんこう)

造園工になるには!

造園工熟練の職人ともなると、庭を造るだけでなく、草木の特徴や扱い方、石材など豊富な知識や技術を持ち、植物の成長がどのようになるのか、何十年後の姿や景色も考えられます。

また、葉を見ただけで樹木の状態が分かり、手入れの時期を把握したり、樹木の様子で土の下にある根の状態が分かります。

タイル工

タイル工になるには!

タイル工タイル工になるためには、学歴や経験を問われませんが「一人前」や「親方(職長・職方)」と呼ばれるまでは、まず「見習い」として就職し、十分に経験と実績を積まなければなりません。

空間判断力や形態知覚、それに加えて指先・手・腕の器用さなど求められます。主な就職先は、タイルを専門に扱っている施工業者やタイルメーカー(陶器・磁器メーカー)などがありますが、近年では左官業者がタイルの施工も兼ねて行う場合もあります。

サッシ工

サッシ工になるには!

サッシ工特に学歴、年齢、性別の制限はありません。まずサッシ施工会社に被雇用者として入職し、業務に必要な技能や知識を習得します。6カ月程度で補助の仕事ができるようになり、2~3年で、普通の取付工事ができるようになります。

10年以上のベテランになると、指名による仕事も増えますが、サッシは製品も工法も改良が行われているので、それに対応した技能の向上が常に求められています。

防水工(ぼうすいこう)

防水工になるには!

防水工屋根の防水工事では、コンクリートなどの屋根表面にアスファルトとルーフィングを重ねて張り付け、防水層を作ります。

これらの作業は基本的に、2人以上でチームを組み、呼吸を合わせて効率的に行います。300℃近いアスファルトなど高温の材料を使う場合も多く、高層ビルなどでの高所作業も頻繁にあるため、安全には細心の注意を払う必要があります。また、外壁の防水工事などでは、防水処理加工のラインがそのまま外観に残される場合もあるため、正確で丁寧な仕事も求められます。

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